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【アイホン小技】Siriでパスコードが忘れたiPhoneのロックを解除する方法

自分で設定したパスコードを忘れてしまい、iPhoneのロックが開けられなくて困ったことはありませんか?そんな時にiPhoneのロックを開ける方法を今回ご紹介します。

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佐藤 朝里 最終更新日: 2023 / 04 / 14

iPhoneのロックを解除するには、指紋認証や顔認証、パスコードによる認証があります。再起動時や指紋認証が上手くいかない時にはパスコード認証を要求されますが、万が一パスコードを忘れてしまった場合、パソコンからiTunesを介して復元するまでそのiPhoneは使用できません。非常に面倒なことになってしまいますよね。

この記事では、パスコードを忘れてしまった場合、Siriを介してロックされたiPhoneを解除する方法について説明します。しかし、iPhoneが再度自動ロック(スリープ状態)をしてもiPhoneのパスコードを思い出せなていない場合は、次回も同じ方法でiPhoneをロック解除しなければならないという手間がかかります。そのため、忘れたパスコードをiPhoneから削除する方法と、わざわざパスコードを覚えなくてもiPhoneのロックを解除できる方法をいくつか紹介しますので、ぜひ読み進めてみてください。

SiriをでiPhoneをパスコードなしでロック解除する

Siriを使ってiPhoneのロックを解除するため、前提条件として「Hey Siri」の機能がオンになっている必要があります。

もしSiriがオフになっている場合、今回紹介する方法ではロックの解除ができませんので注意してください。その場合は、iCloudやiTunesでiPhoneのロックを解除するか、後述するロック解除ソフトでiPhoneのロックをパスコードなしで解除してください。

  • まず、ロック画面でSiriに対して「Hey Siri、今何時?」と呼びかけます。
  • Siriが現在時刻を表示しながら教えてくれるので、表示された時刻をタップします。
  • 世界時計の枠になっていることを確認し、右上にある「+」の部分をタップします。
  • 都市を追加するための検索欄に文字を入力します。カーソル部分を表示したらメニューバーをタップし、「選択」→「調べる」を選択します。
  • 結果から「Webを検索」を選択すると、Webサイトが開きます。
  • 開いたブラウズを下から上にスワイプし、Webサイトのページを閉じます。
  • ブラウズが閉じられて、iPhoneがホーム画面に変わったらロックの解除は完了です。

これでiPhoneのロックをSiriで解除できてしまうんです。難しいようですが慣れてしまえば操作自体は簡単ですので、困った際にはぜひ試してみてください。

パスワードを忘れてiPhoneがロックされるのを防ぐための3つの対策法

さらに、裏技としてSiri以外でiPhoneがロックされてしまうのを防ぐ方法として、パスコード入力なしでiPhoneをロック解除の3つの対策法を紹介します。

1. 忘れたiPhoneパスコードを削除してから再設定する

iPhoneのパスコードがわからなくて、ロックを解除するたびに、上記の方法を使うのは、かなり面倒だと思います。

ロックのパスコードを忘れてiPhoneが使えなくなった場合、最も抜本的な解決策は、iPhoneの古いパスコードを削除して再設定することです。

ここでは3つの方法を解説していきます。

iTunesを使ってiPhoneの忘れたパスコードを削除

この方法では、パソコンに最新版のiTunesをダウンロードしてインストールする必要があります。すでにiTunesがインストールされている場合は、メニューバーの「ヘルプ」から、アップデートがあるかどうかを確認できます。

  • iTunesを起動し、iPhoneをリカバリーモードに設定してから、パソコンに接続します。
  • 表示されたダイアログボックスで「復元」を選択します。
  • 次のダイアログボックスで「復元とアップデート」をクリックすると、iPhoneの復元プロセスが開始されます。

以上が、iTunesを使ってiPhoneをリセットするになります。

リセットが終わったら、バックアップからiPhoneを復元し、iPhoneに新しいパスコードや顔認証/指紋認証、あるいはiPhoneロック解除の音声コマンドを設定することができます。

iCloudでiPhoneの古いパスコードを消去する

この方法では、iCloudにサインインするために、iPhoneでログインしているApple IDアカウントが必要です。Cookieのない新しいデバイスを使用している場合、iCloudは二次認証コードの入力を求めます。検証メッセージを受信できない場合は、次の方法へお進みください。

  • ブラウザを使ってiCloudの「iPhoneを探す」ページにアクセスし、iPhoneで使用しているアカウントでサインインします。
  • 「iPhoneを探す」ページで「すべてのデバイス」をクリックし、リストからiPhoneを選択します。
  • 次の画面で、「iPhoneを消去」を選択します。
  • 次のダイアログボックスから「消去」をクリックすると、忘れたパスコードを含め、iPhone上のすべてが消去されます。

iCloudを使用したiPhoneを消す方法は以上です。

iPhone UnlockerでiPhoneの忘れたパスコードを解除

これまでiPhoneに元々搭載されている機能を用いたロック解除方法を紹介してきましたが、どうやってもロックが解除できない場合の最終手段として、「iPhone Unlocker」というツールを用いることでロック解除が可能です。

iPhone Unlockerでは基本的に、4桁 or 6桁パスコード、Touch ID、Face IDの全てが解除可能となっており、iOSのバージョンも問いません。

  • 自身のパソコンに合わせてWin 版 or Mac 版をダウンロードします。
  • ダウンロードしたiPhone Unlockerを実行し、「パスコード解除」をクリックします。
  • 忘れたiPhoneパスコードを解除するには、iPhoneをパソコンに接続します。ソフトがiPhoneを認識出来ない場合、PC画面の指示に従いiPhoneをリカバリモードにしてください。
  • 接続されたiPhoneのデバイス情報が表示されるので、情報が合っていることを確認したら「スタート」をクリックし実行します。
  • ロック解除のため新しいiOSファームウェアがダウンロードされます。ダウンロードが完了したら、ポップアップ画面が表示されるので、指示に従って「0000」を入力し、その右にある「アンロック」をクリックします。
  • 問題なく進行するとデバイスが再起動されます。この際iPhoneはパソコンに接続したままにしておいてください。その後アクセスできるようになったら、再びiPhoneのセットアップを行ってください。

以上がiPhone Unlockerを用いたiPhoneのロック解除方法になります。

2. iPhoneから古いパスコードを削除し、音声でiPhoneのロック解除を設定する

iPhoneロック解除の裏技として「声」だけでロックを解除してしまう方法があるんです。

  • パスコードを4桁で設定します。(既に4桁の方はこの手順を省略してください。)
  • 設定から「アクセシビリティ」→「音声コントロール」の順でタップしていき、「言語」を『英語』に設定します。
  • 「英語」であればアメリカ合衆国でもイギリスでもかまいません。

  • 「言語」の下にある「コマンドをカスタマイズ」をタップし、新規コマンドを作成していきます。コマンドの入力画面で「unlock」または「open」と入力します。
  • ここで設定した英語が実際の音声コマンドとなり、コマンド実行をします。簡単な英語の方が反応はいいですが、セキュリティ面では脆弱性のリスクがあるので注意してください。

  • そのまま画面下にある「アクション」→「カスタムジェスチャを実行」の順でタップし、「新規ジェスチャ」の画面を開きます。
  • 画面の枠内で4桁に設定したパスコードの位置を順にタップします。ジェスチャを保存し、前の画面に戻してアクションを保存をタップします。最後は、「音声コントロール」をオンにします。

以上が音声でiPhoneのロックを解除するための設定となります。

実際にロック画面に向かって先ほど「語句」で設定したコマンド音声を話すとロックが解除されます。声帯認証機能ではないため、コマンドは他人にバレないよう注意しましょう。

3. 忘れたiPhoneパスコードを削除して、「マスク着用時 Face ID」に設定する

iOS 15.4 以降を搭載した iPhone 12 以降に限定されますが、マスクをしていてもロック解除が可能になりました。

  • 設定画面から「Face ID とパスコード」をタップし「マスク着用時 Face ID」をオンにします。
  • 確認メッセージが表示されるので「マスク着用時に Face ID を使用する」をタップします。画面の指示に従って通常と同じ顔のスキャン工程で Face ID を設定します。

目元が隠れていると上手く機能しないことがあります。マスク着用位置が高くなりすぎたり、目元に近すぎたりしないようにしましょう。

また、「マスク着用時 Face ID」が有効だと、iPhoneを横向きにした状態で Face ID を使うことはできません。

よくある質問

iPhoneのパスコードを思い出せない場合、iPhoneをリセットせずにパスコードを削除する方法はありますか?

  • 残念ながら、ありません。iPhoneのセキュリティはよく知られていますが、この固いセキュリティ設定もユーザーの個人情報を守るためのものです。そのため、操作者がiPhoneの持ち主であることをパスコードで証明できない場合、ロックされているiPhoneから忘れたパスコードを削除するには、iPhoneを工場出荷時状態にリセットして、パスコードを再設定するしかありません。

iPhone Unlockerを使用してパスコードを解除すると、iPhoneのデータは消えてしまいますか?

  • iPhone Unlockerの使用では、iPhoneのリカバリーモードでの作業が必要となります。システムを復元するとiPhoneは工場出荷時の初期状態に戻ってしまうため、データも消えてしまいます。ですので、定期的にバックアップを取っておくことをおすすめします。

まとめ

ここまで、パスコードを忘れてしまい場合、iPhoneのロック解除方法として、Siriを使った解除方法とそれ以外の5つの解除方法をご紹介しました。

リセットなしでロック解除できたらそれに越したことはありませんが、どうやっても画面パスコードを思い出せない、iPhoneのロックが解除できない場合の最終手段としては、やはり最後に紹介した「iPhone Unlocker」を使った解除がおすすめです。

iPhone UnlockerではiOSによらず、認証番号も必要としません、高い確率でiPhoneのロックを解除できます。困った際の最終手段として、ぜひ試してもらえると幸いです。

パスコードを簡単に解除:iPhone Unlocker

  • 数回のクリックでiPhoneやiPadの画面ロックを解除
  • iCloudアクティベーションロックをすばやくバイパスして削除
  • データを失うことなくスクリーンタイムのパスコードを削除
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